ミッション・コマンド入門 vol.8 ~「失敗しない部下」は三流だ。自律型人材を育てる「失敗のデザイン」~

ミッション・コマンド入門 Vol.8 - 「失敗」のデザイン
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ミッション・コマンド入門 Vol.8

自律型人材を育てる「失敗のデザイン」

1月7日 七草がゆ

「失敗しない部下」は三流だ。
親切心が成長を殺している。

「失敗させたくない」という親切心で、先回りして答えを教えていませんか?
それは部下の「判断力の芽」を摘む行為です。

自衛隊には「演習で泣いて、戦場で笑え」という言葉があります。
安全な環境(サンドボックス)の中で、小さな失敗(カスリ傷)を何度も経験させること。これこそが最強の教育です。

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失敗 = ワクチン

小さな失敗を経験することで、
致命傷を防ぐ抗体ができる。

失敗のスペクトラム(範囲)

すべての失敗が悪いわけではない。「許容すべき失敗」と「防ぐべき失敗」がある。

学習ゾーン (カスリ傷)
グレーゾーン
危険ゾーン (致命傷)
判断ミス
手戻り
予算超過
顧客クレーム
倒産
人身事故
Simulation

上司の我慢シミュレーター

部下が会議の準備をしています。明らかに準備不足で、このままだと失敗して恥をかきそうです。

😰

部下A (入社2年目)

「資料作成が甘く、論理が破綻している...」
このままだと会議で突っ込まれて立ち往生するでしょう。

リスクレベル:カスリ傷 (社内会議)

「失敗経験」と「判断力」の相関

失敗を経験していない人材は、想定外の事態でフリーズします。
「小さな失敗」を積み重ねた人材は、ストレス耐性とリカバリー能力が高く、結果的に成長スピードが圧倒的に速くなります。

  • 失敗経験あり: 判断力・応用力が高い
  • 過保護(失敗なし): 指示待ち・打たれ弱い

人事評価の転換:加点主義へ

❌ 減点主義 (従来)

指示待ちを生む

「失敗しなかった人が偉い」

→ 挑戦しないことが正解になる。

⭕ 加点主義 (自律型)

リーダーを育てる

「(結果はどうあれ) 逃げずに決断した人を評価する」

→ 「ナイス・トライ!」が飛び交う。

次回 Vol.9 予告

【実践】会議が変わる、報告が変わる

~形式的な「報連相」からの脱却~

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