縄文人と現代人の脳の処理すべき情報量の違いについて

 縄文時代から現代に至る人間の脳が処理する情報量をグラフ化したものです。左の数字は前の時代の何倍になるかを表しています。1ビットとは、イエスかノーを1回判断することです。ちなみにコンピューターで使われる単位である1バイトは8ビットになります。

 縄文時代はともかくとして、弥生時代以降の人間はほぼホモサピエンスと言えますが、弥生時代の人間の脳と現代人の脳には大きな違いが無いにもかかわらず、処理しなければならない情報量は50万倍にもなっているのです。それに対して我々の脳は2000年以上,ほぼバージョンアップされていません。

 ちなみにパソコンのCPUは1978年のインテルの16ビットCPUと2023年のアップルの最新のCPUを比較すると、トランジスタ数は約230万倍、処理性能は約600万倍になっています。

 人間の脳は約2000年で50万倍の情報処理能力の増加に対処してきているのです。パソコンでしたら能力が低ければ買い換えれば良いのですが,人間の脳はそうはいきません。

 そのため、ヒューマンエラーを防止するためには様々な対策を講じる必要があるのです。

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