安全教育バイブル vol.9 ~「手を出さない」勇気。部下の「失敗する権利」を奪うな~

安全教育バイブル Vol.9 - 我慢のリーダーシップ

安全教育バイブル Vol.9

手を出さない勇気・我慢のリーダーシップ

「教える」より「待つ」方が
100倍難しい。

部下の危なっかしい手つきを見て、つい「貸してごらん」と言っていませんか?
それは教育ではなく、上司の「自己満足」かもしれません。

手を出せば、仕事は早く終わります。しかし、部下の成長はそこで止まります。
「失敗する権利」を奪わないこと。それが指導者の最大の試練です。

🛑 ✋

介入の誘惑

「イライラする」
「自分でやった方が早い」

部下の依存心を生む

Story Experience

パイロットの告白:「俺が飛んでいるのか?」

元自衛官の操縦学生時代のエピソードを追体験してください。

過干渉な教官
🚁
👋

介入する手足

教官は片時も操縦桿から手を離しません。
着陸が上手くいっても、「これは自分の実力か? 教官のおかげか?」が分からない。

結果:緊急操作への自信が持てない
「一人で飛ぶのが怖い」
待てる機長
👀

見守る恐怖

機体が揺れても、計器がズレても、教官は手を出さずにじっと耐えます。
「あ、ズレた」と自分で気づき、修正するまで待ちます。

結果:修正する感覚を習得
「自分で立て直せた!」という自信

コントロールされた失敗

自衛隊では、事故につながる「致命的な失敗」は全力で阻止します。しかし、命に関わらない「カスリ傷」はあえて経験させます。
この「小さな痛み」が、将来の大事故を防ぐ免疫になるからです。

  • 墜落・怪我 → 絶対阻止(即介入)
  • 手順ミス・手戻り → 経験させる(待つ)
学習ゾーン
危険ゾーン
ここまでは
手を出さない

成長曲線の違い

「過干渉(手出し)」は初期のミスを減らしますが、成長の天井も低くなります。応用力がつかないためです。
「見守り(我慢)」は初期にミスが増えますが、自己修正能力が身につくため、長期的には高いレベルに到達します。

過干渉:依存心が生まれ、伸び悩む
見守り:試行錯誤を経て、急成長する

リーダーの自己点検:待てるか?

01

沈黙に耐える

部下が考え込んでいる時、答えを急かさずに待てるか。

02

手を出さない

危なっかしい手つきでも、安全なら見守れるか。

03

問いかける

「こうしろ」ではなく「どこが悪かったと思う?」と聞けるか。

来年は、少しだけ「我慢」の年にしてみませんか?

次回 最終回 Vol.10 予告

【総括】教育こそが最強の「安全投資」である

~なぜ教育にコストをかけるべきなのか~

© 2025 Wallaby Labor and Social Security Attorney Office | ブログ第152回

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