新人社労士(アラ還)の生成AI活用術【第4回】センスのない新人社労士(アラ還)は、事務所のチラシを生成AIに全振りして垢抜けた事務所の集客チラシを作りたい。の巻。
こんにちは。新人社労士(アラ還)のワラビー社会保険労務士事務所の渡辺 忍です。
今回は、事務所の集客チラシを作成するにあたり、生成AIをいかに活用して垢抜けたチラシのデザインを考えるかという話をさせていただきます。
1 プロンプトの作成
YouTubeやTikTokでよく見かける広告を参考に、以下のプロンプトを入力してみました。また、私のフェイスブックのQRコードを読み込ませ、CTA(Call To Action:Webサイトやメールにおいて、ユーザーを具体的な行動に誘導する要素のこと。)としました。
社会保険労務士事務所の集客チラシの画像を作成してください。
A:ロゴ(ワラビー社会保険労務士事務所)
B:ヘッドライン(労災事故や労務問題に先回りしませんか?)
C:サブヘッドライン(助成金の申請のお手伝いもいたします。)
D:アイキャッチ(優しそうな初老の紳士が机に座ってお客様の相談に真摯に応じている。)
E:場所(三重県多気郡明和町明星2541-10)
F:電話番号(050-5527-2766)
G:EMail(WallabySROIE@outlook.jp)
H:CTA(添付QRコード)全体の雰囲気は明るく活気がある雰囲気で、A4縦サイズで上下の文字が切れないようにして下さい。
2 一回目の生成結果
一回目の生成結果は以下の通りです。

事務所の名前が中途半端で途切れ、肝心のヘッドラインも労務問題の「題」の字が途切れ、全般的に漢字が日本語でも中国語でもない何かになっています。
また、QRコードもそれっぽいですがスマホで読み込むことは出来ませんでした。
3 修正のためのプロンプトを入力
このため、以下のプロンプトを修正のために入力するとともに、自分の写真を生成AIに読み込ませてみました。
上の画像の人物を添付の写真の人物に差し替えるとともに、
B:ヘッドラインを「労災事故や労務問題に先回りしませんか?」に修正
A:ロゴ横の文字を「ワラビー社会保険労務士事務所」に修正してください
生成結果は以下の通りです。

結果としては、初老の男性が私なのか誰なのか良く解らないオッサンに変わり、ヘッドラインは修正されましたが、ロゴが勝手に変更され、事務所も訳がわからなくなっています。
このチラシの文字をChatGPTで修正することを諦めてパワーポイントで編集してやれば、正確な文字とQRコードに修正することは簡単ですので、その後PDF化すれば立派なチラシが完成します。
チラシの背景色をChatGPTに教えてもらうには、以下のプロンプトを入力します。
このチラシの一番外側の色のHEX値を教えてください
すると
このチラシの一番外側の色(左上隅のピクセル)のHEX値は #fdeed6 です。デザイン上の背景やフレームカラーとして使われています。何かほかに色について確認したいことはありますか?
と回答がきますので、パワーポイントで当該チラシのファイルを読み込み、正しい文章を作成して背景色のHEX値を#fdeed6 にして配置してやれば、元の画像の色合いを保ったまま修正することが出来ます。

今のところ、一発で所望のチラシを作成することは出来ませんが、GoogleのImageFXで同じプロンプトで画像を作成すると下のようになりますので、今のところはChatGPTの方がこの様な用途には向いていると思います。
