安全教育バイブル vol.2  山本五十六に学ぶ、人を動かす「4つのステップ」

安全教育バイブル Vol.2 - 山本五十六の4段階教授法

安全教育バイブル Vol.2

山本五十六に学ぶ「4段階教授法」

The Golden Rule of Education

「やってみせ、
言って聞かせて、
させてみせ、
ほめてやらねば、
人は動かじ」

この言葉は単なる精神論ではありません。
アメリカの産業訓練指導法(TWI)にも通じる、
科学的で実用的な「技術習得のための4つの手順」そのものです。

⚠ 現場で起きがちな「失敗パターン」

多くのリーダーが陥る罠、それは…

1. やってみせ
2. 言って聞かせて
➡いきなり➡
3. させてみせ
「とりあえずやってみて」

結果:部下は溺れる(失敗する) → 「センスがない」と切り捨てられる

解説

人を動かす「4つのステップ」

自衛隊の教育現場でも鉄則とされる手順を分解します。各カードをクリックして詳細を確認してください。

Step 1. やってみせ

提示 (Demonstration)

「これが正しい完成形だ」と視覚的なイメージを植え付ける。

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Step 2. 言って聞かせて

説明 (Explanation)

「なぜそうするのか」「どこがポイントか」を論理的に解説する。

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Step 3. させてみせ

適用 (Application)

イメージができたら、実際にやらせてみる。

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Step 4. ほめてやらねば

評価 (Evaluation)

フィードバックを行い、次への意欲を持たせる。

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実践シミュレーション:OJT道場

あなたは今日、新人に「安全点検」を教えます。
どの順番で指導しますか?

新人「先輩、この機械の点検方法を教えてください!」

教育手法による「定着率」と「安全性」の違い

急がば回れ。
4ステップが最強の近道。

4段階を踏むのは時間がかかるように感じるかもしれません。
しかし、データ(概念図)が示す通り、初期投資(Step 1 & 2)を惜しむと、その後の手戻りや事故リスクが跳ね上がります。

💡 ポイント
「メンタルモデル(成功イメージ)」がないまま作業させても、それは訓練ではなく「当てずっぽうの実験」に過ぎません。

For Tomorrow

明日のOJTを変える「チェックリスト」

現場で部下に仕事を教える前、自問してください。

ワラビー社会保険労務士事務所 | ブログ第145回

次回 Vol.3 予告

【動機付け】「How(やり方)」の前に「Why(理由)」を植え付けろ

なぜ、マニュアル人間は応用が利かないのか。その謎に迫ります。

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